身近にある水について学べる科学館
普段わたしたちが何気なく飲んでいる水は、蛇口をひねると当たり前のように出てきます。
あまりにも身近すぎて意識することの少ない水ですが、どこで生まれ、どのようにしてわたしたちの元へと届くのでしょうか。
そんな水の不思議を知ることができる施設が、東京都水道局が運営する東京都水の科学館です。
入場料無料で、充実した展示は子供だけでなく大人もなるほどと思うものがあるはずです。館内の展示を詳しく紹介します。
触って、遊んで、体験して知る水の不思議
館内に入ってすぐに目に入るのは、10mの高さから水が流れる巨大な滝。
その下には小さな子供も遊べる大きなプールに水遊びができる様々な道具が揃っています。
プールには透明のドーム状になっている箇所があり、下からもぐりこめば中から顔を出すこともでき、スイッチを押すと上から水が降る仕掛けもあります。
子供連れで遊びに行く際には服が濡れるので着替えを持って行くことをお勧めします。
アクア・ラボラトリーではその名前の通り、水に関する実験を見たり体験することができます。
5種類の実験装置を使って水がどんなものなのか知ることができ、中でも大きなシャボン玉の中に入れる「巨大シャボン」は人気です。
「水の実験ラボ」では目の前でアテンダントさんが様々な水を用いた実験を行います。
巨大な真空装置を使った実験では水が一体どうなってしまうのか、ぜひみなさんの目で確かめてみてください。
アクア・タウンでは暮らしの中にある様々な水について学べる展示が充実しています。
おいしい水を届けるためにどのようなことが行われているのか分かりやすく解説されています。
キッチンやトイレなど家庭の中にある身近な水についても知ることができ、水について再発見できる場所です。
クイズコーナーでは全問正解するとファンファーレが鳴り、巨大な蛇口から水が流れる演出を見ることができます。
アクア・トリップは前方・左右・天井に映し出される大迫力の映像で、まるで自分がその中に入り込んでしまったような感覚が味わえます。
水の粒になった気持ちで森を出て川をくだり、様々な冒険しながら蛇口に辿り着くまでを体験できます。
上映時間が決まっているので事前にチェックしておきましょう。
水が流れる出発地点となる森をイメージした展示、アクア・フォレストでは探検しながら生き物を探したり、体を動かしてクイズに答えることで自然や森に関して知ることができます。
アクア・ツアーは水の科学館地下にある「有明給水所」をアテンダントさんと共に探検できる大人にとっても興味をそそられるツアーで、稼動している本物の給水所を見られるまたとないチャンスです。
時間帯は当日窓口で確認が必要です。